今回は、南米で一番大きな湖『チチカカ湖』に面した街 ボリビアのコパカバーナ(Copacabana)から、国境を越えて、ペルーのクスコ(Cusco)へのアクセスについて詳細に書いていきます。
コパカバーナのバス会社3社を比較し、値段や価格、時刻表やクラス(カマやセミカマ)の情報を確認しました。
バス会社やコパカバーナのバスステーション、クスコのバスターミナルの情報も地図付きで詳しく記載します。
コパカバーナからクスコは、約530キロ、およそ9時間の道のりです。
目次
スマホの自動の時刻設定に注意
まず、移動や行き方の情報を記載する前に、気を付ける点を記載させて頂きます。
これは私たちが実際に遭遇した事例となります。
ボリビアとペルーの時差は1時間
ボリビアとペルーは時差が1時間あります。
ボリビアのコパカバーナはペルーとの国境沿いにある街です。
さらにコパカバーナあたりの国境が入り組んでいるからだと思いますが、私達2人のスマホの時刻がずれる(ペルー時間になる)というトラブルが発生しました。
2台ともアイフォンを使っています。(それぞれバージョンは違います)
マップスミーやグーグルマップの地図アプリで、現在地を確認するとボリビアのコパカバーナに居る事になっていましたが、自動の時刻調整では、ペルー時間になってしまっていました。
パソコンとの時差で気づきましたが、バスの時刻等もあるので、勝手にペルー時間に変更になっていないか頻繁にチェックしておく事をおすすめします。
(世界時計でボリビアとペルーと日本を並べておくと分かりやすいです)
ボリビアが18時の場合、ペルーは17時です。
ペルー時間になったまま、バスに乗ろうとバスターミナルに行くと、すでにバスが出発してしまっている事になるので要注意が必要です。
3社でバスの時刻表と値段やクラスを確認
コパカバーナのバスターミナルの地図
16°09’56.6″S 69°05’16.9″W
-16.165736, -69.088029
バスステーションというより、バス会社が複数並んでいる大通りというイメージです。
Diana Tours
まずは筆者がラパスからコパカバーナまで使ったDiana Toursで、クスコ行きのバスの情報を確認しました。
時刻表
・13時30分(プーノ乗り換え)
・18時(ダイレクト)
所要時間:約11時間
値段/金額
クラスにより価格が変化します。
カマ:160ボリ
セミカマ:110ボリ
Diana Toursの横にあった会社
会社の名前がよく分からなかったですが、Diana Toursの横にあった会社です。
時刻表
・13時30分(ダイレクト)
・18時15分(ダイレクト)
所要時間:約11時間
値段/金額
クラスにより価格が変化します。
カマ:150ボリ
セミカマ:100ボリ
チチカカツアー(TITICACA)
ラパスからコパカバーナまでは、ピックアップが無かったので使いませんでしたが、『安心、安全、快適』と日本人に大人気のツアー会社です。
時刻表
・9時(プーノ乗り換え)
・13時30分(プーノ乗り換え)
・18時30分(ダイレクト)
所要時間:約11時間
値段/金額
クラスが選べず、時間帯によってクラスが変わる様でした。
ただし、どの時間も価格は同じです。
価格:100ボリ
・9時(プーノ乗り換え):セミカマ
・13時30分(プーノ乗り換え):セミカマ
・18時30分(ダイレクト):カマ
全て同じ金額で、かつ18時30分のバスはダイレクトとなっており、クラスはカマです。
選んだ会社はチチカカツアー(TITICACA)
最安値でクラスはカマ、さらにダイレクト
もともと私の希望の時間は、夜行便でした。
そして3つのバス会社を比較した結果、一番安く、さらにはカマというクラスのチチカカ社を選びました。
筆者は一度もカマに乗った事が無かったので、希望の時間帯で、さらにダイレクト、そして100ボリでカマというチチカカ社を迷わず選択しました。
コパカバーナからクスコへの移動の流れ
綺麗で大きなバスですが、席はカマでは無いと思います。
バス内にトイレとWi-Fiあります
・18時10分 チチカカ社の前に到着
20分前に来ましたが、すでにバスは来ていました。
バックパックなどの大きな荷物を預け、ナンバー記載済みの預け表を受け取ります。
荷物を預けるのに、お金はかかりません。
バス乗車前に、氏名、年齢、パスポートNO、国籍、行き先、荷物の預け表の番号を紙に書きます。
さらに入出国に必要な書類を貰うので、バスに乗車し記載する必要があります。
・18時40分:バス出発
乗客全員が、乗車前に色々と記載するので、時間がかかり10分遅れで出発
カマという事で、とても期待していましたが、今まで乗っていた座席と変わらないセミカマのような席でした。
・19時:ボリビア側のイミグレに到着
イミグレの前に両替所があります。
5分~10分ほどで手続きが終了し、他の人を待つ間に、ボリビアのお金をペルーのソルに両替しました。
レートは悪くは無かったです。
その後歩いて国境を越えます(約5分)
・19時15分:ペルー側イミグレに到着
10分ほどで手続きは終わります。
パスポートのスタンプとは別に、スタンプを押された紙を貰います。無くさないように持っていてください。
他の乗客の手続きが終わるのをバスの中で待ちます。
・19時50分(ペルー時間:18時50分):バス出発
※ペルーに入り、時差1時間の為、この後はペルー時間で記載します。
・21時20分:プーノ到着
アレキパに行く人は、バスを乗り換えていました。
・21時50分:出発
出発前に、係員がバスに乗り込み乗客の顔をビデオカメラで撮影していきました。
・4時40分:クスコのバスターミナルに到着
一度も休憩無しでした。
到着するクスコのバスステーションの情報
バスターミナルの地図
Terminal Terrestre Cusco
バスターミナル内の設備
椅子はたくさんありますが、レストランやカフェのような物はありませんでした。
カフェはありませんが、売店でポットから紙コップに入れたコーヒーを売っています。
ミルク等は無しで、砂糖入りの甘めのコーヒーです。
金額:1,5ソル
トレイはあり 有料:0.5ソル
国際クレジットカード対応のATMあり
バスターミナルから市内へのアクセス
市内中心部、アルマス広場の地図
Plaza De Armas
街の中心はアルマス広場です。
高級ホテルから、バックパッカー御用達の安宿まですべてこの周辺に集まっています。
もちろんマチュピチュに向かう為の、ツアー会社などもこの辺りにある為、宿はアルマス広場の徒歩圏内で探す事をおすすめします。
アルマス広場まではタクシーがおすすめ
バスターミナルから、アルマス広場(Plaza De Armas)まではタクシーがおすすめです。
単純に距離だけでも、3キロ以上ありますし、クスコは坂が多いので車が便利です。
バスやコレクティーボ等は見かけませんでしたが、タクシーは安かったです。
安心、安全なタクシーを選びましょう
筆者は、4時40分にバスターミナルに到着し、人が多くなる7時頃までバスステーション内で時間を潰していました。
その間、ターミナル内に入ってきているタクシードライバーに何度か声をかけられました。
アルマス広場までの値段を聞いてみると、10ソルと言っていました。
ほとんどの人がアルマス広場(セントロ)に向かうので、値段の比較は簡単です。
7時になり、バスターミナルの外に出ると、数々の種類のタクシーらしき車と、ドライバーが待っています。
屋根の上にナンバーが付いているタクシーを選ぶ
クスコのバスステーションに居るタクシーは、メーター制ではありません。
基本的に、乗車前に行き先を告げ、事前に値段交渉する必要があります。
バスターミナルのタクシー乗り場に行くと、多くのドライバーに声をかけられます。
ドライバーだけではなく、しっかりと車を見て決めましょう。
乗用車の窓にTAXIと書いてあるだけの車や、車体にのみTAXIと書いてある車も混ざっています。
しっかりと屋根の上にナンバーが書かれているタクシーを選んでください。
筆者が乗ったタクシーです。
Terminal Terrestre Cusco(バスターミナルの名前)
TAXI OFICIAL (数字) が書いてありました。
さらにドライバーもTAXI OFICIALと書かれた服を着ています。
このドライバーにはこちらから声をかけましたが、アルマス広場(セントロ)まで7ソルと言われました。
※値切っていません。
約10分でアルマス広場に到着し、値段も事前の交渉の通り7ソルでした。
話かけてくるドライバーの車は、窓にTAXIと書いてあるだけ、車体にのみTAXIの文字があるだけの車で、10ソルです。
自家用車に簡単にTAXIと書いただけの 白タクはぼったくりにあったり、トラブルが多いと聞くので避けるようにしましょう。
タクシー選びのまとめ
今回はバスターミナルでの話ですが、流しのタクシーを捕まえる場合なども役立ててください。
・話かけてきたタクシーではなく、自分でタクシーの車体を見て、屋根にナンバー等が書かれたプレートが付いている車を選ぶ
・その後ドライバーの服が制服や、タクシー会社の名前が入っているかどうか確認する
・白タク(自家用車に簡単にTAXIと書いてあるだけ)には乗らないようにする。
特に夜間や早朝の流しの白タクは、絶対に避けてください。
クスコのおすすめの安宿の情報
クスコで宿を探す時の大切な事
クスコの宿は、事前予約ではなく 現地で直接交渉の方がはるかに安いです。
予約サイト経由ではなく、現地で直接交渉する事をおすすめします。
Euro Hostal/EURO HOSPEDAJE
13°30’49.8″S 71°58’44.6″W
-13.513820, -71.979053
ブッキングドットコムでは、ダブルの部屋が一泊130ソルでした。
実際に現地に来て、値段を聞いてみると、1人30ソル 計60ソルと言われました。
値段交渉をし、朝ごはん無しで良いなら、1人25ソル 計50ソルとなりました。
さらに、窓の無い1Fの部屋で良いなら、1人20ソル 計40ソルとなり、40ソルで宿泊しました。
もちろんブッキングのダブルの部屋は、窓があり朝食も付くと思いますが、安く泊まりたい方には直接交渉がお勧めです。
1Fの窓の無い部屋
窓はないですが、部屋は個室+室内にトイレとシャワーが付いています。
ダブルベッド1つとシングルベッドが1つとかなり広い部屋です。
さらに椅子やテーブル、タンスまでついているので、使い勝手はとても良く快適で、これで一泊40ソルは破格だと思います。
部屋もトイレ、シャワーもとても清潔です。
Wi-Fiは部屋ではそこそこの速さです。筆者は1Fの部屋です。
1Fの共用スペース(椅子と机が2セット+ソファあり)に居る時は、かなり速いです。
さらにキッチンが付いていて、自由に使わせてくれます。
調理器具が充実しているので、自炊をする時に便利でした。
また、マチュピチュに向かう際に、バックパック等を無料で預かってくれます。
しっかりと鍵のかかる、大きな棚のような場所に保管してくれました。
スタッフの感じも良く、もともとは高価なホテルのためか、全体的にクオリティの高い宿だと思います。
Euro Hostal内の他の写真などを見たい方はこちらからどうぞ
デメリットと回避策
アルマス広場からこの宿に来るまでに、かなりの坂を上る必要があります。
さらに昇り道が石畳(通常よりぼこぼこ)となっているので、スーツケースの方は辛いと思います。
初めから、EURO HOSPEDAJEを目指してくるなら、タクシーのドライバーにアルマス広場(セントロ)ではなく、Iglesia de San Cristobalという教会の場所を伝えてください。
値段は変わっても1ソルです。
このIglesia de San Cristobal教会からは、下り坂を少し進めば宿に着くので、非常に便利です。
日本人に人気のHostal Casa del Inka(ホスタル カサデルインカ)も、Iglesia de San Cristobalの方が近いと思います。
Iglesia de San Cristobalという教会の地図
Iglesia de San Cristobal
<関連記事>
クスコからイカ(ワカチナ)への行き方 サンドバキーのツアー詳細と安宿の情報
クスコからマチュピチュへの行き方を徹底解説 最安値の方法とおすすめルート
多種多様な行き方があるため、色々と迷ってしまう方が多いと思いますが、上記記事で詳細に説明しています。安く行く方法や楽な移動方法、観光時間や値段など考慮したおすすめのプランまで時系列/値段/地図付きでです。
さらにマチュピチュ遺跡の入場券の購入場所や値段、クスコからの往復バスチケットを安く買える場所の情報も。
マチュピチュ遺跡に行く方は必見です。
マチュピチュ村のおすすめ安宿 お得でおいしいレストラン情報(コース)
マチュピチュ観光の拠点となる街(マチュピチュ村)のおすすめの安いホテル紹介記事(値段/設備/地図)さらに宿の近くにあるお得でおいしいレストランでのメニューの種類や価格などを詳細に記載しています。
クスコの食事(安いローカル飯)一番おいしいロモサルタードを紹介
ペルーの代表的な料理、ロモ・サルタードの食べ比べをしてきたので1番美味しかったお店とスペイン語のメニューの見方を紹介します。
市場に1度しか行かない方は紹介するお店でぜひ食べてみてください。
その他、クスコの街の引き出し上限額の高く手数料の安いおすすめATM情報も記載しています。